筋トレを習慣化するコツと、やめないための考え方
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2025 / 11 / 07
最終更新日:2025年11月7日
——3日坊主を卒業する「意志ではなく仕組み」の戦略
筋トレを始めても、3日坊主で終わってしまう人は多い。
最初の1週間はやる気に満ちていても、筋肉痛がつらかったり、仕事が忙しかったりしていつの間にかジムに行かなくなる。
「自分は意思が弱い」「向いていない」と感じるかもしれないが、それは間違いだ。
筋トレを続けられるかどうかは、意志ではなく環境設計で決まる。
この記事では、誰でも無理なく続けられる「筋トレ習慣化の仕組み」と「やめないための考え方」を、具体的な行動とともに紹介する。
Contents
筋トレが続かない理由は「やる気」ではない
モチベーションに頼ると失敗する理由
「筋トレを続けたい」と思っても、やる気が続かないのは当然だ。
人間のモチベーションは波があり、一定ではない。
疲れた日・眠い日・仕事が長引いた日、そんなときに「気合」で乗り切ろうとしても長くは続かない。
実際、続けられる人はやる気に頼らない仕組みを作っている。
たとえば、「決まった曜日・時間に必ずジムに行く」「トレーニングウェアを前日に準備しておく」など、行動のハードルを下げる仕掛けを持っている。
やる気を出すよりも、やらなくても体が勝手に動く状態を目指すのが、筋トレ習慣化の第一歩だ。
「続けられない人」の共通点
続かない人には、いくつかの共通点がある。
- 最初からハードにやりすぎる
- 目的があいまい
- すぐ結果を求める
- サボると自分を責める
これらはすべて「完璧主義」が原因だ。
筋トレは長期戦。最初の1ヶ月で劇的に体が変わることはない。
だからこそ、「小さな成功体験を積む」ことが何より重要になる。

筋トレを習慣化するための仕組みづくり
まずは週2回・30分からでOK
多くの人が最初に失敗するのは、「理想が高すぎる」ことだ。
週5回ジムに行こう、1日2時間やろう——そんな完璧な計画は最初から崩れる。
最初の目標は、「ジムに行く」または「自宅で30分体を動かす」だけでいい。
週2回でも筋肉は十分に成長するし、続けるほどに身体が慣れてくる。
大切なのは「完璧な1週間」ではなく、ゼロの週を作らないこと。
たとえ1種目だけでも、“やった自分”を褒めることが習慣化のコツだ。
スケジュールに組み込むことで自動化する
筋トレを“予定”ではなく“習慣”に変えるには、スケジュール化が不可欠。
「月・木はジム」「火・金は自宅で腕立て」というように、曜日を固定すると、脳が「この時間はトレーニング」と認識するようになる。
また、トレーニングを夜に設定している人は、仕事後の疲れでサボりやすい傾向がある。
可能なら、朝や昼など意志力が高い時間帯に切り替えるのもおすすめだ。
環境を変えれば、行動も自然に変わる。
「やらない理由」を潰す工夫をしよう
「今日は疲れたから」「明日やればいいか」——この言葉が出たら要注意。
人は自分に都合のいい言い訳を作る天才だ。
だからこそ、事前にサボる言い訳への対策を決めておく。
- 疲れたらストレッチだけでもOK
- 雨の日は自宅トレーニングに切り替え
- ジムバッグを職場に置いておく
“完璧にできなくてもゼロにしない”工夫が、長期的に最も効果を発揮する。

継続のコツは「見える化」と「環境設計」
トレーニング記録や写真で成長を実感
筋トレが続かない最大の理由は、「変化がわからないこと」。
しかし、変化は確実に起きている。
それを実感するには、記録を取ることが何より大切だ。
たとえば:
- トレーニングノートに使用重量・回数を書く
- 週1回、同じ角度・照明で体の写真を撮る
- 体重・体脂肪をアプリで管理する
これを続けると、1ヶ月後には「少し肩が丸くなった」「ベルトが緩くなった」など、目に見える成果が現れる。
この“微細な変化”こそ、最大のモチベーションだ。

SNSや仲間と共有して継続力アップ
人は「見られている」と感じると行動が変わる。
筋トレも同じで、SNSや仲間との共有が継続を後押しする。
X(旧Twitter)やInstagramに「#筋トレ記録」を投稿したり、ジム仲間とトレーニング日を合わせたりすることで、モチベーションが維持しやすくなる。
仲間が「今日はスクワットやったよ」と投稿していたら、自分も自然とやりたくなる。
他人との比較ではなく、「一緒に続ける環境」が習慣化を支えてくれる。
トレーニング環境を最適化する
やる気を引き出すのは、意志ではなく環境。
お気に入りのウェアを用意する、音楽プレイリストを作る、自宅にマットとダンベルを置く——こうした小さな工夫が継続率を上げる。
人間は“やりやすい環境”に引き寄せられる。
ジムが遠いなら、職場の近くに変更するのもありだ。
筋トレを「行くのが大変」から「行くのが当たり前」に変えることが、最強の習慣化戦略になる。

完璧主義を捨てて“70点で続ける”
「サボった=失敗」ではない
筋トレをやめてしまう人の多くは、「続けられなかった自分を責める」。
しかし、誰にでもサボる日はある。
重要なのは、1回休んでも翌日に戻ることだ。
完璧にできなくても、1年後に振り返ったとき「続けていた人」と「やめた人」には大きな差がつく。
70点でもいいから積み重ねよう。筋肉は“努力の継続”にだけ反応する。
小さな成功体験を積み上げよう
人は「できた」と感じた瞬間に、自信と快感を得る。
その積み重ねが習慣を強化する。
例えば、
- 昨日より1回多くできた
- 先週より重い重量を扱えた
- 鏡に映る姿勢が少し良くなった
この小さな成功を意識的に見つけて自分を褒める。
筋トレが“苦痛”から“快感”に変わる瞬間だ。

まとめ|筋トレを“続ける人”になるために
筋トレを習慣化するコツは、気合や根性ではなく「仕組み」にある。
やる気がない日でもできるルールを作り、記録と環境を整える。
そして、完璧を求めず“ゼロにしない”ことを徹底する。
筋トレは一瞬の努力ではなく、日常に溶け込むライフスタイルだ。
3ヶ月続けられた人は、すでに「続けられる側の人間」。
半年後には体が変わり、1年後には自信が変わる。
筋トレは裏切らない。
続けた分だけ、あなたの人生を変えてくれる。
▼この投稿の著者

自己紹介
名前:草苅諒太
生年月日:2000年8月20日
趣味:筋トレ、釣り、サウナ
実績:FWJ DISCOVERY CHANPIONSIPS MEN`S PHYSIQUE NOVICE CLASS C 3位
前職は陸上自衛隊で勤務。
自衛隊で体を鍛えている中で、筋トレにのめりこみ大会初出場で3位入賞、その結果自分の筋トレをこれからトレーニングを始める方に伝えたいと思い、トレーナー転職を決意。
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